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薄型化粧スレート瓦(コロニアル)と屋根の塗装(塗り替え)

正式分類名称 薄型化粧スレート瓦はコロニアル・フルベスト・かわらU・ニューウェーブなど、製造メーカーによって呼び方が違います。一般的にはコロニアルが分かり易い様です。

形状も製造メーカーにより多数あります。

こちらの瓦は軽量であるため地震よる倒壊の心配が軽減されるので、耐震性に優れていると云えます。

他瓦に比べると構造が違い、夏季は瓦の表面温度が上昇し易い特性があり、屋根裏に熱が籠り屋根下の部屋は蒸し暑く、夜も寝苦しい・日中に2階に上る時 モワッとした感じがする などの事例を良く聞きます。

塗替えの機会があれば、瓦の表面温度の上昇を抑制する機能を有している遮熱塗料が生活環境改善に役立つと思います。熱をシャットアウトする機能を有する断熱塗装ならさらに住生活の環境改善策が望めることになります。(費用はそれなりに掛かります)

遮熱機能を有する塗料で塗り替えをするとそれなりに効果があったという意見も頂戴しています。

ただし私の経験と実績の検証から申し上げますと、水系シリコンでは屋根の表面塗膜の変色は6年も経過すると見て分かり易く 変色してしまいます。

「やはり、弱溶剤で2液型のシリコンは耐久性が違うな」と 感じています。

屋根は住宅のほかの部位に比べると風雨や紫外線・太陽熱の影響を最も受けている部位になりますので、やはり 良い材料で仕上げるべきだと思います。

屋根用の塗料の水系も決して悪いわけではありませんし、予算(費用面)で折り合わないなどのことが無い様に塗料も耐久性能別に色んな製品があるわけですから、最終的には施工を依頼するお客様が選べる様にメーカーも製造しているわけですから…

金額だけ(利益だけ)で提案する業者さんもいますし、お客様もいます。

お互いの要求と応え方法がある程度大まかに合致しないと 契約が成り立ちませんが…

屋根を重要視しない 提案業者さんにはあまり感心しません。最近はあまりそういうことはないだろうなとは思っています。

屋根こそは住宅の塗り替えで軽視してはいけない部位であると考えています。