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ゴルフの1ラウンドのホール数の由来、、セントアンドリュース(スコットランド)

ゴルフが1ラウンド18ホールとなったのは、俗説では‥ウイスキーを1ホール毎に飲んでいたら18ホール目でボトルが空になったから‥などと言われていますが、、全英オープンの開催コースとして有名な世界最古のセントアンドリュース・オールドコース(1552年にスコットランドに作られ、”あるがまま”を理念としており、世界で唯一『神と自然が作り給うたコース』と畏敬の念をもって呼ばれています。)に答えがありそうです。

セントアンドリュース・オールドコースは当初は12ホールでしたが17世紀頃になるとは11個のグリーンを2つのホールで共有する22ホールまで拡大していたそうです。

※セントアンドリュース・オールドコースは「ホーム・オブ・ゴルフ」とも言われていて、ゴルフが生まれた聖地とされています。

18世紀の半ばにセントアンドリュース市の市政がゴルフコースの土地の一部を不動産転用するために返還請求を出し、その結果ゴルフコースは4ホール分を縮小して、22ホールから18ホールになったとの説があります。

※確かに史実では18世紀半ばよりも前の時代にセントアンドリュース市がペストの流行による税収減で財政破綻の状態にあった様です。そのため市は財政再建のために国王から賜った土地を次々と売却したとのことです。(ただしこちらも土地の売却とホール数の縮小が直接関係しているという史料は見つかっていませんので、、信ぴょう性は三角印)

セントアンドリュースの会員組織であるR&A(ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ・オブ・セントアンドリュース)の1764年の議事録にオールドコースを当時の22ホールから18ホールに改造する旨の記録が残っているとのことです。当時のR&Aキャプテンのウィリアム・セントクレアとメンバーは‥最初と最後の4ホールずつが短すぎるので、、、最初と最後を2ホールずつに改造することを決定したと記されています。(純粋にゲーム性を高めたいというゴルファーとしての思いから縮小を行った…)

①②の説はありますが‥18ホールに減少しても当時はマッチプレーが主流だったので、ホール数はさほど重要視されなかったようです。むしろ『1ラウンドの時間は18ホールがちょうどいい‥』との意見も多くセントアンドリュース・オールドコースが18ホールに落ち着いたことで世界中のゴルフ場がそれに追随し、18ホールがゴルフ場のスタンダードになったようです。

※INコース、OUTコースという呼び方もセントアンドリュースの由来です。セントアンドリュースでは1番から9番まではどんどんクラブハウスから遠くなっていくレイアウトになっていましたので、これを「GOING OUT」と呼び、10番から18番まではクラブハウスに戻ってくるので「COMING IN」と呼ぶようになったとのことです。そこから1番から9番をOUT、10番から18番をINと言う習慣ができたとのことです。日本のゴルフ場の場合は、、ハーフ毎にクラブハウスに戻ってきますのであまりピンと来ませんが、、INコースとOUTコースという呼び方にはこの様な由来があります。

 

ゴルフは、、、①歩き続けるわけではありませんが、移動自体が楽しくて気づけば長距離を歩いていたという感じです。②基本的に屋外で太陽の光を浴びながら行うスポーツなので、体内ではビタミンDが生成され食事によって摂取したカルシウムを吸収させやすくする力がつき、骨粗しょう症の予防や免疫力アップ効果も望めます。③仲間との会話や自然の空気をたっぷり吸いこみながら楽しめますので精神面の健康にも良い効果をもたらしますので、リフレッシュ効果や自律神経のバランスにも良い影響があると考えられています。

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